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わくわくケビンのここだけの話
わくわくケビンのここだけの話

2007年6月号
世界が限界まで来たとき、すべてがひとつになる黄金時代の到来です

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

なぜ北海道に黄砂が?モンゴルの砂漠化現象

五月の陽気は異常でした。毎年、気象の異変が広がっているような気がします。米国の元副大統領、アル・ゴア氏が書かれた『不都合な真実』が世界的ベストセラーになったのもそういう事実の中で、このままではいけない、地球のために私たちにできることはないだろうかと模索したり、地球の異変に関心を寄せる人が増えてきた証といえるでしょう。

黄砂も年々、日本に飛来する地域が広がっています。今年は九州、本州に降った量は減少したようなのですが、今までほとんど被害のなかった北海道に大量に降りました。このことの原因をつきとめたテレビ番組がありました。ご覧になった方もおられるでしょう。この番組によれば、黄砂の発生地はこれまでの黄河の上流地域の砂漠化に伴うものとは違って、内モンゴルの草原地帯の砂漠化でした。ではなぜ砂漠化したかという点に考えさせられる問題がありましたので皆さんもご一緒に考えてみてください。

もともとモンゴルは、遊牧民の国でした。見渡す限りの草原をヤギなどを放牧して生計を立てて暮らすのが有史以前から続いていた生活でした。ヤギは草を食べながら次々と移動していきます。そしてまた戻ってくる頃には、以前食べ尽くした土地にまた草が復活していましたので、砂漠化することはありませんでした。しかし、草原の土自体は、地表から2〜4cmぐらいしかなくてあとは砂地です。ですから耕してしまえば砂漠化してしまいます。放牧以外の方法では生きていけません。

ところが、このモンゴルに異変が起きたのです。中国政府が、民衆が少しでもやる気をもたらすように、私有財産制を導入したのです。そのために見渡す限りの草原が一変しました。柵の出現です。隣との境界をはっきりするために人々は柵を回したのです。当然、家畜たちは柵の中の草を食べて生活するようになります。すると家畜たちは今まで一度も見せなかった行動に出たのです。草を食べつくした上、根っこまで掘り起こし食べてしまったのです。そのために草原地帯は、柵の中から次々に砂漠化していきました。これが黄砂となって北海道に降り注いだのです。モンゴルの大学教授は、人々に集会を開き、ただちに柵を取り払うように訴えていました。

広がる心の砂漠化

実は、この話は私たちにとても大きな示唆を与えてくれているように思います。日本では人々はますます個人主義的傾向が強まってきました。都会のみならず田舎でも分かち合い、助け合う社会が次々と崩壊してきています。都会では近所の交流さえほとんどなく、孤独な一人暮らしの人が亡くなった場合、何日間も経過して半ば白骨化して発見されるようなケースが続出しています。経済格差も年々拡大の一途をたどっています。結果として、個人的秘密主義者がどんどん増える傾向にあり、人々の絆はどんどん失われつつあるのが現状です。ですから会社勤めの人々にうつ病、パニック症候群、統合失調症のような精神的な病気が続出しています。

企業もおかしな時代に入ってきました。業績優秀な優良企業ほど買収の危機にさらされているのです。ライブドアや村上ファンドが引き起こした敵対的企業買収の話が吹っ飛んでしまうほど、巨大な買収戦争が始まっています。オランダ、ミタル・スチール社による世界的鉄鋼業界の買収です。同社は、鉄鋼世界第一位の企業でしたが、第二位のアルセロール社の株を約49%取得し「アルセロール・ミタル」を設立しました。第三位の新日鉄の3倍超にあたる巨大企業が誕生しました(昨年6月26日付)。同社はさらに世界中の鉄鋼業界を吸収合併していく考えを示しており、日本の新日鉄が、いつ買収されてしまうのか、その脅威に脅かされているのです。資本の論理は、ついに国家の壁を越えて、さらなる猛威を振るってきました。

日本国内でも同様のことが起こっています。日本中どこでも駅前商店街は次々とシャッターを閉め、郊外の幹線道路沿いには、どの街でも見かける大手チェーン店を軒並み出店しています。最近では地元商店街を廃業に追い込んだ大型スーパーマーケットが、さらに巨大なイオングループに次々と敗退し続け、どの街の郊外にもイオングループの超巨大なマーケットが出来上がってきました。競争社会は人々の心を次々に砂漠化していきます。人々から生きる意味を見失わせ、1億総うつ病へと進ませています。

次への世界の足音・・・

モンゴルの草原での出来事は地球全体が、砂漠化していくことを意味しています。しかし、もう限界まできました。まもなく大方の予測のように資本主義社会は崩壊するでしょう。競争に永遠に勝ち続けた者は歴史上ひとりもいません。いつかは終焉がきます。そのあとにくる世界こそ、人類が見果てぬ夢として常に求めてきたすべてがひとつになる黄金世界の到来です。分かち合い、助け合う愛一元の世界が出現します。それを見届けることが、今、ともに生きているすべての者の使命なのです。誰の中にもあり続けた孤独感、嫉妬心、虚栄心、競争心、優越感、劣等感などがすべて消え失せ、かわりに理由のない愛に心が満たされ、喜びのうちに生きる時代の足音が確実に大きくなってきました。

ヒーリングの全国行脚を始めて15年目に入りました。ヒーリングを必要とされる時代がもうすぐ終わりになりそうです。すべての存在が喜びに、そして愛に溢れる黄金時代、想像しただけでも涙が止まりません。

(合掌)

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