トップページ > 連載 > わくわくケビンのここだけの話 > 2011年03月号

わくわくケビンのここだけの話
わくわくケビンのここだけの話

2011年03月号
「ありのまま、そのままを認め合いひとつになる」ワンネス社会はもうすぐそこに…

NPO法人JOYヒーリングの会理事長・ヒーラー
中西研二(ケビン)

降り積もる雪の中で、全員が一丸となり除雪作業

東京では、雨が降らない日が続き空気が乾燥しているのに、かたや一晩に224センチも積もる大量の雪になっていたり、宮崎では霧島連山の新燃岳が噴火して、地元に大量の火山灰を降らせたりして、農作物への深刻な被害をもたらしています。

私は今回は、雪に閉じ込められるという体験をしました。1月29日朝に、上越会場のスケジュールをこなすために直江津にやってきました。一日目のお話会、ヒーリングは、時折お陽様がのぞくまずまずの天気でした。

その晩から雪が降り続き、翌日も雪でした。その日はディクシャ会。会場となった中郷は、上越の中でも豪雪地帯。会場に着いたときには、すでに2階まで雪が積もっていました。その雪にもかかわらず、51名の参加者が来てくださいました。鉄道でのアクセスはありませんから、足は当然、車で来られました。

ディクシャ会は順調に進み、終了時間の4時が迫るころになって、参加者から、駐車場が雪に埋まっていて、除雪しなければ車が出せない、との報告を受けました。その後、4時ごろには除雪車が入って道をつけてくれるということがわかり、時間を延長して5時まで会を行いました。除雪車も入り、もう大丈夫ということで、駐車場に向かった参加者が悲鳴を上げました。

「キャー!」

参加者全員が叫びたい気持ちだったでしょう。駐車場全体が雪に埋まり、車は雪に覆われ、屋根の上には70〜80センチも積もっていたのです。こうなっては一台ずつ除雪しても出られません。みんなで協力し合って一台ずつ出していこうということになり、全員一丸となって作業に取りかかりました。私などは、何かできることはと、しばらく雪の中に立っていたのですが、

「ケビンは(邪魔だから)車に乗って待っていてください」

と言われ、“老人”の孤独を味わいながら待つこと約2時間、50人分の車両全部が脱出することに成功しました。最後の一台のときには拍手と歓声が上がり、まるでイベントの後のようでした。

この作業に参加した(株)いやしの村の西やんこと西村真人は、

「みんなで共同作業で一台一台出していったのですが、楽しくて仕様がなくなり、目ガシラが何度も熱くなりました。一体感っていいもんですね」

と語っていました。

 

豪雪の中で体験した数々の奇跡的な出来事…ディヴァインに感謝

実は、その日のうちに金沢へ移動しようと思っていたのですが、鉄道は全面ストップ。結局、上越でもう一泊して早朝に移動することになりました。

ところが翌朝は上越全体が停電、直江津駅へ電話すると駅員はその対応に大わらわ。またしても鉄道はいつ動くかわからない状態になっていました。それでも「動くかもしれないので駅で待機していてください」と言われ、宿舎にしたルートインの1階で、朝食会場に立ち上る湯気を尻目に(お腹はグーグー鳴っていましたよ)駅へと向かいました。

案の定、電車は動かず、ただ呆然と駅の待合室に西やんと二人で座っていました。周りがみんなイライラしていたのですが、どういうわけか、私たちは不思議に落ち着いていて、むしろ状況を楽しんでいる感じでした。

それでも金沢まで移動しなければいけません。実は前日からチャレンジしていたのですが、レンタカーは一台もなく、送ってくれる人もいない、という状況でした。

こんなときはドーンと構えて、ディヴァインにすべてを委ねているに限ると、しばらくの間静寂の時を過ごしました。するとひとりの男性が心に浮かびました。上越会場の「ゆりの森」スタッフ、東尚さんでした。ところが彼は車を持っていません。それでもとりあえず連絡を、ということで電話をしてみました。すると、尚さんは私用で行くところがあり、電車が止まっているのでレンタカーを借りていたというのです。急きょ私たちを送ってくださることになり、無事、金沢に辿りつくことができました。尚さんの話では、

「いやあ、びっくりしました。実は免許の書き換えで運転免許センターに行くところでした。カーナビに住所を入力しようと、高速道路の入口の手前で止まっていたところに電話が入ったんですよ。あと2分遅かったら高速に乗っていますから、無理でしたね」

しかも金沢の会場に着いたのが、お話会のわずか5分前、まさにすべり込みセーフ。数々の奇跡的な出来事に、ディヴァインへの感謝が内側から湧き出るようにこみ上げてきて止まりませんでした。改めて、すべての出来事には意味があることを確認させていただきました。

確かに豪雪は大変ですが、そのことがあったからこそ、50人の共同作業が実現し、参加者全員、雪の中にいたのに、心がホクホクになって家路に着いた、という体験が生まれたのだと思います。東尚さんは、休日を返上して、私たちのために時間を割いてくださったのですから、感謝してもし尽くせません。

 

何ができるかは問題ではなく、何がしたいかを大切に。あなたはそこにいるだけでワンネス社会の仲間なのです

今回のことで、次のことをまたまた確信しました。ワンネスな社会とは、どんな社会でしょう。私は「人と人がわかり合い、そのまま、ありのままを認めて許し合い、助け合う」社会だと思うのです。だとすれば、それはもうそこまで来ていると言っていいでしょう。

ワンネスな社会の住人は、スーパーマンを求めません。人はどの人も得手、不得手があることを知っています。その人に変化を求めません。あるがまま、そのままを認め合い、全員がひとつになる社会なのです。何ができるかは問題ではなく、何がしたいかを大切にします。何もできなくてもいい。そこにいるだけでワンネスの仲間なのです。愛し合い、認め合い、褒め合うことを大切に生きていきたいものですね。

(合掌)

このページの先頭へ