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あらゆる問題は、「100%自分の責任」であることに気づくこと

ネイティブハワイアンの伝統的な問題解決法、「ホ・オポノポノ」を現代社会に適応できるようにアレンジした「セルフアイデンティティ ホ・オポノポノ」の第一人者であるイハレアカラ ヒューレン氏。 国連やユネスコなどの国際舞台でも講演をし、何千人もの人々にトレーニングをしている彼の素顔はなんとも笑顔の優しい人柄でした。 本当の賢者とは彼のような人のことを言うのでしょうか。

あらゆる問題は、「100%自分の責任」であることに気づくこと

イハレアカラ ヒューレン氏×中西研二(第1回)

イハレアカラ ヒューレン●発展的な精神医学の研究家であり、トレーナー。触法精神障害者および発達障害者とその家族とのワーク経験でも知られる。国連、ユネスコをはじめ、世界平和協議会、ハワイ教育者協会など様々な学会グループと共に何年にも渡りホ・オポノポノを講演し、幾千もの人々にトレーニング活動を行っている。

中西研二(なかにし・けんじ)●1948年東京生まれ。NPO法人『JOYヒーリングの会』理事長。有限会社いやしの村東京代表取締役。ヒーラー。ワンネスディクシャインストラクター。新聞記者、セールスマンなどさまざまな職業を遍歴の後、1993年に夢の中でヒーリングを伝授され、以来15年間で16万人を超える人々を癒し続けている。また、2004年9月にワンネスユニバーシティでワンネスディクシャという手法を学び、以来、この手法を通して、多くの人々がワンネスの体験を得る手助けをしている。著書に『そのまんまでオッケー!』『悟りってなあに?』(共にVOICE刊)がある。

苦悩の記憶を消し、0(ゼロ)の状態に戻す

中西 ハワイで古来から赦(ゆる)しと和解の智慧(ちえ)として部族間などの紛争解決手段として使われてきた「ホ・オポノポノ」という問題解決法を、現代社会で活用できるようにアレンジしたのが「セルフアイデンティティホ・オポノポノ」で、今回お越しいただいたヒューレン博士はその第一人者でいらっしゃいます。
ヒューレン博士がハワイの精神病院でこの「ホ・オポノポノ」を実践されて患者を次々に治していったという話は日本でも有名です。このことに大変興味を持っていたので今日はお会いできて本当に光栄です。

ヒューレン こちらこそ嬉しいです。アロハというハワイのあいさつは「今この時に聖なる人と共にいます」という意味がありますが、あなたのような聖なる方にお会いできて感謝しています。

中西 「ホ・オポノポノ」はまだ日本ではあまり知られていませんが、国連やユネスコ、世界平和会議などでも紹介されて世界中で実践されていますよね。
異なる文化、社会的背景の枠を超えて受け入れられるメソッドなんですね。

ヒューレン 「ホ・オポノポノ」というものを少し説明しますね。この宇宙は、最初は0(ゼロ)(何もないもの)でした。やがてそこに苦悩が生まれたのです。問題も生まれました。時間も空間も境界線も生まれました。そして私たちに記憶というものが生まれたのです。潜在意識の中に貯蔵された記憶は人類が生まれてからのあらゆる体験が刻まれています。辛い体験もすべてです。その潜在意識の中の記憶は、私たちが毎日生活する上で絶えず私たちを支配しています。現実に起きるやっかいな問題や苦しい状況があるとしたら、それは潜在意識の中の刻まれた記憶による支配なのです。

その記憶を表面意識の意志によって消し去ることは不可能ですが、ディヴァイン(注:The Divineとヒューレン博士が呼称したもの。聖なる存在、神、宇宙、自然、天などに置き換えられる)と交信することによってその記憶を消し去り、0(ゼロ)の状態に戻してもらうという方法が「ホ・オポノポノ」なのです。

そのディヴァインと交信し、通信回線を開く言葉が、「I'm sorry(ごめんなさい)」「Please forgive me(許してください)」「I love you(大切だよ)」「Thank you(ありがとうございます)」の4つです。
この4つの言葉のどれか一つでもいいですから繰り返し使うことで、ディヴァインが私たちにインスピレーションを与えてくれ、問題を解決してくれるのです。

中西 潜在意識に溜たまった辛い記憶を消し去り、それらに影響されない状態に戻すのですね。

ヒューレン そうです。そして「ホ・オポノポノ」で重要なのは自分が認識する世界はすべて自分が創り出したもので、「100%自分の責任」であるということを認めることです。目の前にある問題は自分の内側にある問題なのです。

私は以前、触法精神障害者といって精神障害を理由に不起訴、減刑、無罪になった人たちが収容されている病院の患者を直接診察することなく改善させていったことがあります。

その方法はカルテに目を通しながら私自身の内側をきれいにしただけです。

患者の病気は、一見自分自身にはまったく責任がないように思えるかもしれません。しかし私の人生に存在しているというだけで、それは私の問題なのです。それが「100%自分の責任」であるということなのです。
ですから患者に直接何かをしたわけではなく、私自身の中にある彼らを創つくりだした部分を癒していったというわけです。あとはディヴァインが問題を解決してくれました。

そのうち多くの患者の症状が改善されていきました。

退院の見込みのなかったものが退院できたりする例のほかに、こんなこともありました。

ある殺人を犯した患者が自らの罪を認め、謝罪をし刑務所に収容されました。本来、触法精神障害者は不起訴、減刑、無罪などの猶予がされるのです。しかし彼はあえて自分の行いを認め、謝罪をし、刑法に委ねたのです。

またその病院では患者だけでなく、病棟の建物も古く壊れていました。大変危険なところなので働く人々も建物も多くの問題を抱えていたのです。私はそれらに対してもクリーニングをしました。それから職員の意識も向上し、職場は快適になりました。すべてがガラリと変わりましたが、私はそれらに関して自分自身をクリーニングしただけでした。

中西 私は15年間たくさんの方にヒーリングをしてきました。博士の使われている言葉とは少し違いますが、私も4つの言葉を使っています。「ごめんなさい」、「ありがとうございます」、「これでよろしゅうございますか」、「よろしくお願いします」の4つです。博士も言葉のエネルギーを大切にされていることに感動しました。

ヒューレン 言葉は大切です。言葉を使ってディヴァインと繋がるのですから。「愛しています」という言葉を言う時に、本当にそう思っていないといけないかと聞く人がいますが、そんな必要はありません。言葉に力があるからです。ただ心の底に届くように繰り返すことが重要です。

中西 日本人は「愛している」という言葉を使うのが苦手ですが、他の言葉でもいいのでしょうか?

ヒューレン 日本には特有の言い方があると思います。言葉に込められた魂はその国によって違いますから、私が提唱する4つの言葉でなくても大丈夫です。
大事なのはディヴァインに訴えかけるということなのです。「これでよろしいですか?」とか「すべてお任せします」といったように。ですから中西さんが実践されている4つの言葉は完璧と言えます。

智慧で作られた日本食は心癒される

中西 0(ゼロ)の状態でいるということが非常に重要なのですね。常に今がスタートなのですね。

ヒューレン 常にクリーニングして、いつも0(ゼロ)の状態にしているので私には何もありません。過去も未来も、良いも悪いも何もありません。「ホ・オポノポノ」では太古の昔にさかのぼってクリーニングしています。瞬間瞬間ずっと止まることなくクリーニングしています。

中西 ヒューレン博士はしおりとかカードを使ってもクリーニングされていると聞きましたが、他に何か0(ゼロ)に戻すことのできるものがありますか。

ヒューレン 日本にきて昨夜食事をしていましたら料理にイチョウの葉が飾ってありましたが、イチョウの葉には苦悩の記憶を0(ゼロ)に戻す働きがあるんですよ。また私たちが頂いた食事には、作った人の心がこもっていましたのでとても感動しました。アメリカのように何を何カップなどと、知識だけで作る食事は体に良くないのです。日本の食事は智慧で作られていますね。ですから日本では魂が癒されます。

ところで、日本人はチョコレートが好きですか?チョコレートはお金の問題を消してくれるのです。お金儲けのために物を作りだす、そういうエネルギーをチョコレートは消してくれるのです。

ただ注意しなければいけないのは、どんな食物もお金儲けのために作られたものですからそのままでは浄化されません。そこで食物に対して「アイスブルー」と言えば浄化力を持つので苦悩の記憶を消去することができ、ディヴァインとつながることができます。

食物だけでなく、植物にも「アイスブルー」は効果的です。私の住んでいるところにはたくさんの木がありますからいつも散歩しながら「アイスブルー」と唱えて触っています。

中西 実は、私は今日ヒューレン博士にお会いする前にインドに行ってきました。そこで潜在意識から浄化させられました。そしたら内側から感謝が溢れてきました。歩いている道にも感謝、石にも道ばたの草花にも感謝していましたら、そのうち草花からも鳥からも道ばたの老木からもありとあらゆるものから声をかけられメッセージをもらったのです。部屋に戻ったら部屋が「ソアラ」と名乗るのです。ものすごいハッピーな体験をしました。そしてこの体験が今ヒューレン博士のお話とシンクロしていてとても嬉しくなりました。

ヒューレン 中西さんはそのような体験をするように生まれてきたのです。素晴らしいことです。そしてユーモアのセンスがありますから、それがこの仕事をされる助けになります。インドの道に咲いていた花は何て言っていましたか。

中西 「見て!きれい?」って言ってました。「とてもきれいだよ」と答えたら喜んでいました(笑)。

ヒューレン 中西さんもおっしゃったように、部屋にも意識がありますね。私が今回滞在中のホテルの部屋にはいったときに、部屋がすすり泣いているのが分かったのです。ホテルなどはいろいろな人が部屋に泊まりますから、怒った人が泊まると部屋も悲しいのでしょうね。それでどうすればよいのかをディヴァインにたずねたら、飴を欲しがっているといいました。飴が部屋に届いた瞬間、ぱっと輝いたのです。そして0(ゼロ)になりました。とても簡単です(笑)。

一人ひとりが世界を幸福に変える力を持っている

中西 「100%自分の責任」という意味を多くの人はもう少し狭い範囲で捉えていますよね。例えば自分の言動に対してとか。だけど自分をとりまく世界すべてが自分の責任であり、自分自身を愛せば世界も愛に満ちた世界に変化してくるという「責任」なんですね。

ヒューレン 自分自身を愛し、癒せば、あとはディヴァインが答えを教えてくれます。世界は0(ゼロ)から始まりました。そこにはなんの苦しみも問題もなかったのです。その状態に戻るのです。

中西 私たちはその状態をワンネスと言いますが、同じものですよね。

ヒューレン そうです。ワンネスとは釈迦の言ったところの至福ですね。私たちが考えるヴォイド、無と同じ状態です。

釈迦やキリストはこの世で人々の苦悩を取り除くためにやってきましたが、この世界を創りだしたのが私たち自身で、責任があり、自分自身を癒すことによって世界の苦悩を取り除くことができるということは釈迦やキリストと同じことをしているということです。

中西 私たち一人ひとりが世界を愛に満ちた至福に変える力を持っているなんてワクワクしますね。
今日はお忙しい中、本当にありがとうございました。(合掌)

 

関連リンク
第2回対談 『私が世界を回るのは私の中のメモリーをクリーニングするためです。結果、世界が平和になればいいのです。』
第3回対談 『平和は自分自身から始まります』
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しあわせの4つの言葉

 

撮影/染谷育子

「いやしの村だより」2008年1月号掲載

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