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対談:イハレアカラ・ヒュー・レン氏×中西研二 私が世界を回るのは私の中のメモリーをクリーニングするためです。結果、世界が平和になればいいのです。

2008年、いやしの村だより1月号で対談、7月には「中西研二ヒーリング活動15周年記念イベント」で講師として参加され、すばらしいお祝いのメッセージを下さったヒューレン博士。この間、その名はあっという間に世界に広がり、今年前半には、日本でも4冊の本が出版予定という。対談中、「あなた(ケビン)の前にいられることは私の幸せです。私たちは共に多くの人が魂の故郷へ帰れることの手助けができるかもしれません」と。うれしいことですね。会員の皆さんと共に世界の平和のために楽しく走り回りましょう。(第1回の対談はこちらをご覧下さい

私が世界を回るのは私の中のメモリーをクリーニングするためです。
結果、世界が平和になればいいのです。

イハレアカラ・ヒュー・レン氏×中西研二(第2回)

イハレアカラ・ヒュー・レン●発展的な精神医学の研究家であり、トレーナー。触法精神障害者および発達障害者とその家族とのワーク経験でも知られる。国連、ユネスコをはじめ、世界平和協議会、ハワイ教育者協会などさまざまな学会グループと共に何年にもわたりホ・オポノポノを講演し、幾千人もの人々にトレーニング活動を行っている。
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中西研二(なかにし・けんじ)●1948年東京生まれ。NPO法人『JOYヒーリングの会』理事長。有限会社いやしの村東京代表取締役。ヒーラー。ワンネスディクシャインストラクター。新聞記者、セールスマンなどさまざまな職業を遍歴の後、1993年に夢の中でヒーリングを伝授され、以来15年間で18万人を超える人々を癒し続けている。また、2004年9月にワンネスユニバーシティでワンネスディクシャという手法を学び、以来、この手法を通して、多くの人々がワンネスの体験を得る手助けをしている。著書に『そのまんまでオッケー!』『悟りってなあに?』『あなたはわたし わたしはあなた』(共にVOICE刊)がある。

日本経済が不安定なのは日本女性が不幸だから

中西 昨年のイベントのときにはアクシデントがあり短時間しかお会いできませんでしたが、参加された皆さんは大変喜んでいました。日本以外にも各国を回っていらっしゃるのでしょう?

ヒューレン 多くの国を回りました。でも、もう私も老人なので疲れてきました(笑)。私が世界を回るのは私の中のメモリー(記憶)をクリーニングをするためです。結果、世界が平和になればいいのです。

中西 すごいハードスケジュールですが、クリーニングの効果はいかがですか?

ヒューレン クリーニングして分かるのですが、特に日本の女性が非常に苦しんでいます。日本の女性が男性から不当な扱いを受けていることは、私自身しばしば目撃しています。例えば、レストランで男性がナフキンを落としたのに、向かいに座っている女性がそのナフキンを拾っているのです。男性はどうして自分で拾わないのですか?

今、日本でも経済が不安定ですが、それは女性が窮屈な状態におかれ暴力的に扱われて不幸だからです。それが経済の問題として表れているのです。経済不安の現象はお金とは関係のないことで起こっているのです。

中西 日本的な習慣が女性の潜在意識を苦しめているのですね。

ヒューレン 日本で出生率が低いことが問題になっていますが、日本の女性が幸せでないことと比例していると思います。出生率を上げようといろいろ政策が出されているようですが、そんなことでは子どもを産みたいとは思わないでしょう。女性の潜在意識が求めているのは「自由」なのですから。

中西 戦後強くなったのは女性と靴下と言われるくらい、日本女性も今は自由になったと思うのですが。

ヒューレン それは男性の立場から言っていることです。

中西 なるほど。21世紀は女性性の時代になると言われていますが、では、女性が本当の自由を得るにはどうすればよいのでしょうか。

ヒューレン 大切なことは、みんなが純粋な心で、自分らしく自由でいることなのです。仏陀の言う「空」の状態、シェイクスピアの言う「空っぽ」の状態になることです。宇宙はもともと「空」、ゼロの状態だったのですから。やがて、そこに苦悩が生まれメモリーとして残ったのです。私たちの意識は膨大なメモリーで洗脳されています。

もしマインドがゼロだったら平和でいられます。完全な平和です。でも、情報が現れるとマインドはその情報に動かされてしまうのです。私たちのマインドが動かされるエネルギーは二つあります。一つは私たちを前進させていく純粋なエネルギー(インスピレーション)です。もう一つは逆戻りさせる過去のメモリーというエネルギーです。

イチョウ

問題が起きたら、その問題を自分のこととして思い浮かべながらこのイチョウの葉を見つめる、あるいは「イチョウ、イチョウ…」と唱えて、その問題をクリーニングしていきましょう。イチョウの葉には、メモリーをゼロにする働きがあるようです。

例えば乳がんになったとします。それは乳がんという過去のメモリーがあるからで、現象として乳がんが現れるのです。体に何か反応があるということは、もともと体が持っているメモリーによる現象なのです。

だからそのメモリーをクリーニングし消去します。ホ・オポノポノでしたら「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」という言葉でクリーニングしますが、言葉を使わなくても、イチョウやカエデ(モミジ)の葉を見るだけでいいのです。あるいは「イチョウ、イチョウ、イチョウ……」と言い続けるだけでいいのです。それでメモリーが消去されます。

 

一瞬一瞬クリーニングすることが大事

中西 私たちが苦しめられている原因はそれぞれが持っているメモリーにあるということですね。

イハレアカラ・ヒュー・レン氏

ヒューレン ある女性が「今日はこういうファッションをしたい」と思ったとします。それは彼女の中の情報が服を選んでいるわけで、それがインスピレーションで彼女に知らされるのです。だから、意識をクリーニングすればその人のすべてが美しく感じられるわけです。純粋な意識が選ぶからです。でもメモリー(記憶)だけで動いている女性は、どのようにお金をかけ、高い化粧品でメイクしても、内からの輝きが感じられません。メモリーを消去し、純粋な意識で動いている幸せな女性であれば、そこに幸せな家族があり、日本全体も幸せになります。私は日本の女性を幸せにしたいのです。

中西 ところが簡単にはいかない問題があります。例えば、子どものころ怖い思いをした記憶(インナーチャイルド)はクリーニングしてもパニック障害などとして何年かの後に次々にやってきます。ヒューレンさんは実際に精神障害者の治療に当たられ効果を出されているのですが、そのへんはどうなのでしょうか。

ヒューレン それは別のメモリーが現れているからです。同じメモリーではありません。

中西 そうすると、一人の人間の持っているメモリーは大量なものになりますね。

ヒューレン 私たちは一秒間に1100万ものメモリーに動かされていますから、一つのメモリーが消去され癒されたとしても、新たなメモリーが立ち上がれば、それに動かされます。

中西 その度に「イチョウ、イチョウ、イチョウ……」と言ってクリーニングし続けるのですね。

ヒューレン 潜在意識のデータバンクにプログラムしておく方法もあります。「こういう感情が現れたらこうやって消すんだよ」と潜在意識に教えておくのです。そうすれば寝ている間も「イチョウ、イチョウ、イチョウ……」と言い続けていますから。

ホ・オポノポノで大事なことは、自分の中のインナーチャイルド、つまり潜在意識にどうやって消去するのかを教えておくことがカギなのです。私たちは過去において100万回ぐらい輪廻転生(りんねてんしょう)を繰り返しています。その記憶はメモリーバンクにすべて記録されています。それが再生されて、私たちはこうやって生きているのです。

例えば過去に交通事故や溺れて死んだというメモリーが記録されていれば、現象として現れます。過去生で殺人者だったら、今生でも殺人を犯します。だから、もし私が過去において被害者だったら、また自分が殺されないためにクリーニングし続けます。だから一瞬一瞬クリーニングすることが大事なのです。

 

私たちの日常行動はメモリーに乗っ取られている

中西 結局、私たちはメモリーによってすべて支配されているということですよね。

ヒューレン そうです。私たちはメモリーに洗脳され操作されているのです。だから虫歯になるのも、「虫歯」というメモリーがあるからそうなるのです。乳がんになるのも、「乳がん」というメモリーがあるからです。

私たちは半ば自動的にコップを持ち上げて水を飲んでいますが、それもすべてメモリーに記憶されていることだからです。私たちはメモリーに乗っ取られている状態で日々を生きているといっていいでしょう。

しかし、私たちの記憶がゼロの状態であれば、支配されません。そういうときに神聖なる存在がインスピレーションを与えてくれます。そうなればすべてがミルク&ハニーといった甘い感じになります。でも、またメモリーが現れるとすべてが滞ってしまいます。便秘状態です。そこでまた、「イチョウ」と言えば、また流れが始まります。それでまたインスピレーションを感じます。常にそういうことの繰り返しです。

中西 実は、私もホ・オポノポノと同じようなやり方で、ある女性が自殺をする気配を感じてその記憶を消そうと試み続けていたことがありました。あるときふっとそれが抜けたと思ったときに、彼女は自殺を図ったのです。ところが彼女は電車に飛び込んだにもかかわらず奇跡的に軽傷ですみました。彼女は、そのときの自分の状態を「どうしてそんなことをしなければならなかったのか、いまだに分からない」と言っていましたが、彼女の肉体がこの世とあの世のどちらに行くのか綱引きがあったのでしょうか。

ヒューレン あなたはすべて自分の責任としてクリーニングしているので、そこが他の人との大きな違いで、それはたいへんすばらしいことです。

メモリーを消去するには、消去するメモリーの内容が必要なのではなく、その人のことを思い浮かべて自分の中に立ち上がってきた感覚をクリーニングするからです。

この場合、あなたが彼女のメモリーを自分の中で消去したから、軽傷ですんだのです。あなたの中でクリーニングされると、その本人だけでなく、その人の周りの家族、親戚、先祖代々の記憶も消去されます。またこの大地、地球、銀河系すべての消去につながっていきます。

私は自分に「なぜ?」「どうして?」と質問しません。自分の中に疑問や質問が現れたら「イチョウ!」と言うのです。そこで答えを出すことによって、つぎからつぎへとその答えに洗脳されていくことが分かっているからです。疑問が出てきたら、自由になりたくて「イチョウ」と消去してしまうのです。宇宙にはつぎのような法則があります。

一つは、「神のみぞ知る」ということです。この宇宙のことは、神しか知らないということです。

二つ目は、「宇宙は二つの情報で成り立っている」ということです。情報は二つしかありません。メモリー(人間が作りだした記憶)とインスピレーション(神聖なる宇宙意識からの情報)です。

三つ目は、「人間は何も分かっていない」ということです。分からないということはすばらしいことなのです。何も分からないので、私のできることはクリーニングすることしかないのです。

あなたもクリーニングし、私もクリーニングすると、神聖なる存在が「ああ、この人たちは何も分かっていないことに気づいたか」と喜ぶのです。そこで私が、「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」と伝えると、神聖なる存在は「分かったよ」と言って、インスピレーションを与えてくれるのです。

 

「愛」という言葉が持つ無限の力

中西 人間が100万回生まれ変わるというのなら、私の中に女性性と男性性の二つのメモリー(記憶)が立ち上がることはないのでしょうか。

ヒューレン あなたは今の質問の答えを知るよりは、自分の憎しみをクリーニングする方がいいでしょう。過去のメモリーをどれだけ分析しても答えはないからです。

ただクリーニングし続ければいいのです。クリーニングしゼロの状態になるとインスピレーションがきますから、それに従って生きればいいのです。それだけです。

過去において男だったか女だったかということはメモリーにすぎません。あなたが質問したら、私はそれをクリーニングしているのです。でも、あなたはあなた自身で、すでにクリーニングしています。

中西研二

中西 私が中国で体験したことですが、ホテルに帰り、その日は快適な睡眠が欲しかったので部屋へ入るときに「心地よい睡眠をくださいね」と語りかけ、その場の意識をクリーニングしました。部屋の意識は「もちろん、そのためにスタンバイしていましたよ」と言ってくれました。うれしいなと思って、うっかり目覚ましをかけずにそのまま眠ってしまったのです。ところが目覚めなければならない時間に、目覚まし時計が鳴ったのです。しかも、止めようと手を伸ばしたのですが、自然に止まったのです。

ヒューレン それこそがインスピレーションです。触ったらだめです。何もしなくていいのです。あなたのような方の前にいられて私は幸せです。私たちは一緒に、多くの人が自分の魂の故郷へ戻れることの手助けができるかもしれません。

私は自分に正直であるということが、どれだけの可能性を引き出せるかということにいつも驚いています。シェイクスピアの物語を読むと分かるのですが、自分らしくないために悲劇が起きています。人の中にはそれぞれダイヤモンドのように輝くものがあるのに、誰もそのことに気づかないから自分を信頼できず、自分に忠実でないのです。常に自分らしくあればいいのです。

仏陀もキリストもそうです。自分に正直でないということが悲劇を生んでいるのです。この宇宙上で、最も力を持つ言葉は「愛しています」です。この言葉を表現するのにはいろいろな方法があります。

例えば、イチョウの葉です。背中に痛みがあれば、その痛みに対して「愛しています」と言うかわりにイチョウの葉を置くのです。それだけでも同じ意味になります。これは誰にでもできることなのです。誰にでもそのような力があるのです。私は「どうやったら人が自由で正直に、そして純粋になれるか」という方法をお伝えしているだけなのです。クリーニングはそのための方法です。そうすれば、「ただ愛される。それで平和になる。そして、聡明さを与えられる。そして、美しくいる」という人間本来の姿に戻れるのです。

中西 日本には「無知の知」という言葉があります。「自分は何も知らないんだということを認めて、そういう自分を愛する」ということですね。

ヒューレン その通りです。キリストも同じことを言いました。「汝の敵を愛しなさい」と。でもキリストは敵が誰かということを間違えたのですね。私たちの敵は、自分の中のメモリーなのです。「メモリーさん、あなたを愛しています」と言うのです。愛という言葉にはすごい力がありますから、その力を吸収して消去してくれるのです。

中西 同じですね。「無知の知」で言えば、「自分の中の汚くて醜い欲望の固まりである自分というものをちゃんと認めて、その自分を死ぬまで愛しなさい」ということでクリーニングされるわけですから。

今日はありがとうございました。

 

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「いやしの村だより」2009年2月号掲載

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