トップページ > 特集 > 対談:KR女史×中西研二

KR女史×中西研二『クリーニングをしていると想像もしていない「本当の自分」に出会える』

日本でも本格的な広がりを見せつつある「SITHホ・オポノポノ」。その創始者である故モーナ・ナラマク・シメオナ女史の一番弟子として、共にその発展に力を注がれたKR女史は、今回多くの日本人の「会いたい」というリクエストで来日されました。ハワイでは不動産業やさまざまなコンサルタントもされている女史に実践的なホ・オポノポノのお話をうかがいました。

クリーニングをしていると想像もしていない「本当の自分」に出会える

KR女史×中西研二

KR女史(カマイリ・ラファエロヴィッチ)●「SITHホ・オポノポノ」の創始者、故モーナ女史の一番弟子。現在もクライアントとして数多くの著名人が彼女のもとを訪れている。またMBA(経営学マスター)やMAT(マッサージセラピストライセンス)の資格を取得。ハワイでは不動産業を営み、さらにホ・オポノポノを使った個人や経営者のコンサルタント、ボディワークも行っている。
http://hooponopono-asia.org/krsession/

中西研二(なかにし・けんじ)●1948年東京生まれ。NPO法人『JOYヒーリングの会』理事長。有限会社いやしの村東京代表取締役。ヒーラー。ワンネストレーナー。新聞記者、セールスマンなどさまざまな職業を遍歴の後、1993年に夢の中でヒーリングを伝授され、以来17年間で20万人を超える人々を癒し続けている。また、2004年9月にワンネスユニバーシティでワンネスディクシャという手法を学び、以来、この手法を通して、多くの人々がワンネスの体験を得る手助けをしている。著書に『そのまんまでオッケー!』『悟りってなあに?』『あなたはわたし わたしはあなた』(共にVOICE刊)がある。

革命的な方法「まるでコロンブスの発見のよう!」

中西 ヒューレン博士の努力のおかげで日本でもホ・オポノポノが広く知られるようになりました。KRさんは、発案者であるモーナ・ナラマク・シメオナ女史と一緒に現在のホ・オポノポノに発展させていかれた方ですが、モーナさんとの共同作業はどのようなものでしたか?

KR女史 私が彼女に初めて出会ったのは19歳の時です。その当時、彼女はロイアルハワイアンなどの2つのホテルでスパを経営されていて、私はそこでお手伝いしていたのです。

彼女は当時、すでに著名なヒーラーでしたから、世界中からさまざまな専門家や病気を抱えた方が彼女の元に訪れてきました。

中西 もともとホ・オポノポノというのはハワイの伝統的な問題解決法のことを指すのですよね?

KR女史 本来ホ・オポノポノというのは「正す」という意味なんです。伝統的なホ・オポノポノというのは村で問題が起きた時に当事者を呼んで、その村の酋長のような存在の人がお互いの話を聞いて納得させ、和解するまで話し合うというやり方のことを言います。モーナさんはその酋長のような役割をされていたそうです。だけどそうしたやり方ではなく、自分自身が改心し、内省することによって溢れる感情の記憶を消去し、同時に相手の感情の記憶も消去できる方法はないものか…ということを当時から思案されていて、瞑想を通し次第にいまの形が出来上がりました。その頃は仕事が終わった後に毎日3〜4時間は瞑想していました。そうやって二人で瞑想しながらインスピレーションを得ていたのです。

中西 19歳でそんなに瞑想できるなんてすごいですね!

KR女史 現在のホ・オポノポノの正式名称は「セルフ・アイデンティティ・スルー(SITH)・ホ・オポノポノ」といいます。これは「ホ・オポノポノを通して本当の自分に出会う」という意味なんです。

今までは、答えは外にあると思われていました。だけど「セルフ・アイデンティティ・スルー・ホ・オポノポノ」のように答えは自分の中にあって、自身を内省することによって相手も楽になるという考え方はある意味革命的でした。まるで「地球は丸かった」といったコロンブスのように(笑)。そこまでの考えに至ったのは、彼女の長年の瞑想と本人の霊性によるものだと思いますよ。

 

ヒューレン博士との必然的な出会い

KR女史

中西 ヒューレン博士と出会われたのは、ホ・オポノポノが二人の共同作業により現在のような形にある程度出来上がってからだったのですか?

KR女史 そうですね。12のステップが出来上がって、すでにいろいろなクラスを設けてやっていた頃ですから、私がモーナさんのお手伝いを始めてから10年ぐらいたっていました。博士は最初、理性が抵抗してホ・オポノポノをなかなか受け入れられないようでしたが、次第に「これはすごい!」ということになってそれからはモーナさんと一緒に活動を始められています。最初、博士がみえた時にモーナさんは「あなたが来ることは2週間前から知っていたわ」とおっしゃっていましたよ。

中西 じゃあ必然の出会いだったわけなんですね。

KR女史 私はそう思います。モーナさんは生前から私とレン博士のことを「二人は対なのよ」とみんなに言っておられました。私は当時3人の子どもを抱えたシングルマザーだったのでホ・オポノポノだけをしていたわけではありませんが、それでも言葉通り今でも一緒に活動をしています。

 

不動産事業でもホ・オポノポノで土地をクリーニング

中西 KRさんは不動産業を経営されていて、すごく成功しているそうですね。

KR女史 当時はホ・オポノポノだけでは生活できなかったのでMBA(経営学マスター)やMAT(マッサージセラピストライセンス)の資格を取得するなどして生活していました。そうした中で不動産業も始めたのです。

中西 不動産業でホ・オポノポノを活用されるとどのようなことが起きましたか?

KR女史 私はオアフ島のノースショアというところに土地を所有していますが、そこはほんの7年くらい前まで治安が悪く、イメージのよくない土地だったんですよ。私がそこを購入してからはずっとクリーニングしているのですが、今では地価がすごく上がってきているんです。「第二のワイキキ」なんて呼ばれるようになるくらい活気のある街になっています。クリーニングすると環境が変わるんですよ。

中西 それはすごいですね。土地のクリーニングというのはどのようにしているのですか?

KR女史 土地のほうがその場所に長く存在していたわけですから、私はただの世話役なんです。自分自身をクリーニングしてから、土地に対して「土地さん、どこに何を建てたらいいですか?」と尋ねながら、答えがくるまでずっとクリーニングをして待っています。土地は生き物ですから、クリーニングしながら対話すると、こちらの問いに答えてくれてすごく楽しいんですよ。

中西 では、常にクリーニングしながら物事を決めていくのですね。

KR女史 そうです。クリーニングというのは一度やれば答えがふっとやってくるわけではないんです。まるで迷路のようにあっちにいってクリーニングし、またこっちにいってクリーニングする。どこに行くかわからないけど結果が必ず待っているという感覚ですね。例えば「土地を買おう」という思いがある場合ですが、クリーニングして土地と対話して実際買う段階になったら金融機関からお金が下りなかったりとか、そういう経験を一歩一歩進めながら、その都度クリーニングをしていくのです。最終的には自分の行動の先に結果が待っているという感じなのです。

私はとても現実的な人間なので(笑)、自分が投資したお金を戻したいのです。ですから私の物件は相場の家賃より高いんですが、それでもいつも順調に循環しています。

 

ビジネスにも応用できるホ・オポノポノ

中西 ホ・オポノポノを利用したらほかのビジネスにも応用できますよね。

KR女史 もちろんです。

中西 例えばコックさんが「今日の料理を何にするか教えてください」とクリーニングして待っていればいいのですね。そして、教えられた料理を作ってお客さんに「喜ばれたい」。そんな思いで料理を出すレストランは流行りますね。

KR女史 その場合、「喜ばれたい」などという気持ちがあったら、それはコックさんの「期待」が含まれてしまいますね。そういう気持ちがあったらその感情をクリーニングします。クリーニングした上でただ自分の料理を提供していれば、結果は上からやってくるのです。「上手に」とか「成功するように」などというのは私たちが決めることではないのです。

 

感情をゼロにしてインスピレーションに任せる

サンマーク出版刊『ウニヒピリ』

主なクリーニングの方法
【4つの言葉】
1.ありがとう
2.ごめんね
3.ゆるしてね
4.愛しています
【アイスブルー】
「アイスブルー」と言っているだけで物事を緩和する力、痛みを伴う問題を消去してくれます。他にも方法はいろいろあります。
詳しくはサンマーク出版刊『ウニヒピリ』をお読みくださいね。

中西 そうすると一般の成功哲学によくある「成功したい気持ちを強く持つ」といったものとは全然違いますね。

KR女史 まったく違いますね。ホ・オポノポノというのは、前にも述べましたが、「本当の自分」を見るだけなのです。本当の自分を見る方法は表面意識にあらわれた思考や感情などをすべてクリーニングしてゼロにしていくのです。なぜならば宇宙が始まってから今日までのあらゆるもの(すべての生命体、鉱物など)が体験した記憶がすべて潜在意識に蓄積されているからです。潜在意識をホ・オポノポノでは「ウニヒピリ」と呼んでいますが、私たちの周りで起きる出来事、問題の原因は、すべてこのウニヒピリが見せる過去の記憶にすぎないのです。例えば、もしあなたが誰かを恨むという感情にとらわれたとします。それはウニヒピリが記憶している「あなたが恨んだことのある体験」を再生していることなのです。

過去の記憶のすべてをクリーニングしてゼロになった状態が「本当のあなた」なのです。

しかし、記憶は消しても消しても次々にあらわれてきますから、タマネギの皮をはがすように一枚ずつはがしていくしかないのです。

しかもこの潜在意識の記憶は宇宙全体の共有物ですから、もしあなたがウニヒピリと交流し問題をクリーニングできたなら、他の人の問題もクリーニングしているはずですよ。

クリーニングしたときにディヴィニティ(ホ・オポノポノでは『神聖なる存在』という意味。宇宙、大いなる自然、命の源のような存在)とつながり、インスピレーションが降りてきます。だけど人間だから自分を見失いたくないですね(笑)。でも、そういう感情もクリーニングします(笑)。

中西 なるほど。その基本を理解しないと間違ってしまいますね。

KR女史 そうですね。自分の意思を消去し、ただインスピレーションに任せるのです。そうすることで本当の自分に出会えるのです。私も何年か前まではこんなに土地を所有したり、大勢の前で講演をしたりするなど想像もしていませんでした。だけどクリーニングしていくと自分が想像もしていなかった「自分」と出会うことがあるんですね。

中西 確かに私も今の自分を想像することもなかったです(笑)。すべて受け入れて、導かれてきたんですね。全託すればいいんですね。

今日は本当にお忙しい中、ありがとうございました。

(合掌)

「いやしの村だより」2010年9月号掲載

このページの先頭へ