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対談:岡崎公彦氏×中西研二『人類の宝、ガンの特効薬をどうしても世の中に伝えたいのです』

大震災の4日後にはすでに被災地で救援活動をしていたという、てんつくマンさん。吉本興業出身で映画監督、環境問題への取り組みと、その活動範囲は幅広く、一貫して「楽しく世の中を変える」ことに従事。北海道では、アニマルセラピーを取り入れるような素晴らしい病院が倒産した。「この病院を絶対に蘇らせないと…」とてんつくマンさんは常に活動している。

こんな時代だからこそ、みんなで支え合い、住みよい社会を…

てんつくマンさん×中西研二

てんつくマン●小豆島での「MAKE THE HEAVEN」代表&けつふき。本名、軌保博光。吉本興業専門学校NSC卒業後お笑いとして活躍。後に映画の世界へ。映画の資金集めのため、路上詩人となり、今に至る。中国モンゴル自治区での植林活動など環境のことも行う。監督・総指揮のドキュメンタリー映画『107+1〜天国はつくるもの』がある。
現在『TEAM GO GO! 2007』というプロジェクトで地球温暖化を一人ひとりの力で食い止めるという号外新聞「豪快な号外」を配ることを実施中。同時に史上初の3000万部発刊する予定でギネスブックにも挑戦している。
てんつくマン氏の活動をもっと詳しく知りたい方
http://www.tentsuku.com/

中西研二(なかにし・けんじ)●1948年東京生まれ。NPO法人『JOYヒーリングの会』理事長。有限会社いやしの村東京代表取締役。ヒーラー。ワンネストレーナー。新聞記者、セールスマンなどさまざまな職業を遍歴の後、1993年に夢の中でヒーリングを伝授され、以来18年間で20万人を超える人々を癒し続けている。また、2004年9月にワンネスユニバーシティでワンネスディクシャという手法を学び、以来、この手法を通して、多くの人々がワンネスの体験を得る手助けをしている。著書に『そのまんまでオッケー!』『悟りってなあに?』『あなたはわたし わたしはあなた』(共にVOICE刊)がある。

送電線の国有化から原発停止へ

中西 本誌でお会いするのは4年ぶりですね。てんつくマンさんは今、ネットで「送電線の国有化を願う一千万人署名」の活動をされていますね。

てんつくマン 今回の震災で原子力発電が大きな問題になっていますが、実は、風力やソーラーなど日本の自然エネルギーの技術は世界でもトップクラスなんです。例えばドイツでは去年、国を挙げてソーラーを普及させ原発7基分の電力を生み出したということですから、日本人にできないことはないだろうと。

中西 世界でトップクラスの自然エネルギー技術を持ちながら、なぜ日本では広まらないのですか?

てんつくマン 送電線が電力会社の独占になっているので送電に高い料金を払わなければならないからです。例えば福島、新潟、青森などでつくった電気を東京まで運ぶのに70パーセントのロスがあるそうです。ところが国が管理するようになれば、各地域で自由に必要なだけ電気をつくり、そこに競争も生まれてきて、安い電気代で手に入れることができるようになります。

戦前は日本も電気の地産地消が行われていて、各地域でつくっていた電気をその地域で消費していました。ところが戦争をきっかけに一つにまとめようと電力会社に引き渡され、戦後、アメリカの意図の基に国と電力会社が原発推進の方向に向かったということです。

ですから、この活動は単にエネルギーの問題だけではないんですね。もともと人間が処理能力を持たない原子力を利用しなくても、自然エネルギーを利用することで結果的に原発から離れていけるのではないか。そうすれば未来の人々に対して少しでもクリーンな地球を引き渡す責任を果たせるのではないかと考えました。

中西 なるほど。すごい発想ですね。

てんつくマン 電力事業には多くの利権が絡んでいます。でも今は声を上げられる時期なので、国会議員の背中を押していければと署名活動をしています。

 

「JAPANビレッジ」本格的に始動

てんつくマンさん

中西 北海道の洞爺湖でも活動されていますね。

てんつくマン はい。ここでは二つのプロジェクトが運営されています。一つはエネルギー100パーセント、食料自給率100パーセントを目指す村だけに「JAPANビレッジ」という名称を付け、その運営にあたることです。2000年以降、地震の発生が異常に多いでしょう。最悪の事態を考えた場合、農業をしっかりやり、できた農作物を備蓄する準備が必要です。洞爺湖のファームには不思議なご縁がありまして、そこの奥さんが「3年前、あなたに『大地と遊んで…』というメッセージを書き下ろしてもらいました」と言うのです。私もそのことは鮮明に覚えていました。「大地と遊べば遊ぶほど、大地と天からメッセージが来るから。だからもっともっと大地と触れて…」と。そのとき彼女がわぁーと泣き出して。一年前に亡くした息子さんが「大地」という名前だったというのです。

大地君を亡くすまで、そのファームも普通の農薬や除草剤を使っていたそうですが、それからは自然農法に変えて、さらにアイスシェルターという電気を使わずに常に内部を0度に保つことのできる倉庫を作ったそうです。その倉庫があれば採れすぎた野菜を捨てることもなく、この中で保存すると野菜の糖度が増しておいしくなるのです。「ここや!」と(笑)。僕がイメージしていたとおりの農業がそこにあったのです。

中西 「JAPANビレッジ」がいよいよ始動ですね。

てんつくマン はい。もう一つのプロジェクトは心が傷ついてしまった方をサポートすることです。今回の震災で被災された東北の方には夏の間1カ月間、それからがん難民となってしまった方やシングルマザーの方などは長期にホテルで自由に過ごして貰います。

もともと児童養護施設のようなものをつくりたいと思っていましたが、大事なのは親が子を捨てないようにすることです。ですから生活と育児で疲れたシングルマザーの方の心が癒されればいいかなと…。ファームで自然をいっぱい浴びてはだしで無農薬の野菜をつくってもいいのです。自分のつくった野菜を食べ、疲れたら温泉に入り、体を温めて傷ついた心を癒してもらえればいいなと。資金は募金と僕たち発案者の借金ですが、今回は197名の方々に参加していただいています。

中西 すばらしい計画ですね。そういう活動こそが日本を救うことになりますから、ぜひ今後も続けて展開させていってください。ありがとうございました。

(合掌)

「いやしの村だより」2011年8月号掲載

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