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対談:三浦直樹氏×中西研二『自分の中の自然治癒力を信じて…』

「人間も自然の一部、自分の内側の声をよく聴いて…」と季節の移り変わりに合わせた食べ方と生活方法をアドバイスされている三浦先生。いやしの村だより創刊以来10年以上にわたり執筆していただいています。もちろんご自身のクリニックでもそのスタンスは変わりません。自然治癒力を引き出す患者さん本位の医療活動がどのように大変なものか。最近のクリニックの様子を伺ってみました。

「自分の中の自然治癒力を信じて…」

三浦直樹氏×中西研二

三浦直樹(みうら・なおき)●1968年大阪生まれ。みうらクリニック院長。
肉親のガンをきっかけに、西洋医学の限界と矛盾を強く認識し、自然療法の研究・実践を開始。以来約15年間、ヒーリング、マクロビオティック(食養法)、漢方、心理カウンセリングなど、体の中から自然治癒力を引き出す治療を行っている。病気にならない生活習慣の普及を行う一方で、『難病といわれてもあきらめない』ことをモットーに、病気を医者任せにせず患者が自らの主治医になることを指導している。現在は、大阪市・南森町にて一般内科に加え、漢方、ペインクリニック、アレルギー科、皮膚科に対応したクリニック院長を務めるかたわら、講演活動や座禅断食の指導などを全国各地で行っている。

中西研二(なかにし・けんじ)●1948年東京生まれ。NPO法人『JOYヒーリングの会』理事長。有限会社いやしの村東京代表取締役。ヒーラー。ワンネストレーナー。新聞記者、セールスマンなどさまざまな職業を遍歴の後、1993年に夢の中でヒーリングを伝授され、以来18年間で20万人を超える人々を癒し続けている。また、2004年9月にワンネスユニバーシティでワンネスディクシャという手法を学び、以来、この手法を通して、多くの人々がワンネスの体験を得る手助けをしている。著書に『そのまんまでオッケー!』『悟りってなあに?』『あなたはわたし わたしはあなた』(共にVOICE刊)がある。

病気の原因となる「想い」を重視した患者本位の治療法

中西 「いやしの村だより」では創刊当時からもう10年以上も執筆していただいて、大変お世話になっています。みうらクリニックを開設されて2年ということですが、西洋医でありながら目指しているものは東洋医療が中心なんですね?基本的にメインにしている療法はどんなものですか?

三浦 食事療法などにも力を入れていますが、病気の原因で重要なのは患者様の「想い」だと思っていますから、心理カウンセリングを通して患者様の心の声をどれだけ拾っていけるかということを中心に考えています。ですから、こちら側が治療法を提案させていただくのですが、それを押しつけるのではなく、私は患者様がやりたいと思っている治療法をサポートしてあげるというスタンスです。

中西 なるほどね。傾向としてはどういう病気が多いのでしょうか?

三浦 今は約4割がガンで3割がアトピー性皮膚炎ですね。

中西 先生が勧めるガンの治療法はどういうものですか?

三浦 カウンセリングと玄米菜食中心の食事療法です。例えば、抗がん剤をされている方には副作用がなるべく出ないような生活習慣のアドバイス、それから手術する方には病院食を食べないようにこちらで食事のアドバイスをさせていただいています。

中西 成果はどうですか?

三浦 やっぱり三大療法(外科治療、化学療法、放射線治療)を一切拒否して、食事療法とカウンセリングだけで治療されている方が一番元気だというのが現実にありますね。「この人、本当にガンなの?」と思われるぐらい元気な患者様が多いクリニックだと思います(笑)。それから点滴療法ですね。副作用の少ない治療を点滴で行っています。例えば高濃度のビタミンCや、オゾン療法などです。高濃度ビタミンCは放射能などの被爆にもいいということで、最近、使用される施設が急激に増えています。

中西 先生のクリニックでは「低線量放射線ホルミシス療法」という治療を行っていらっしゃるのでしょう?

三浦 あれは低線量のラドンガスの吸入と抗酸化素材を用いた温熱療法を組み合わせた治療法ですね。一番使われるのがガンの患者様で、痛みが緩和されるのです。あとは気持ちがいいというリラックス効果で使用されることも多いです。

中西 汗をかいてデトックスするような感じなのですか?

三浦 うちのはそんなに熱くはないです。来院された服装のままで45分ぐらい入って少しタオルで拭くくらいです。玉川温泉や三朝温泉の環境を再現して、その効果を治療に応用するといったものです。

中西 しかし、スキルス性の進行ガンですと対応がむずかしいでしょうね。

三浦 そうですね。しかし、基本的に患者様の「想い」を汲み上げるカウンセリングをやっている方は結果が違いますので、対応は変わらないです。

一番困るのはうちから検査に出した病院で、腫瘍が少しでも大きくなると、三大療法を強く勧められてしまうことです。先月も2年間でたった2ミリ大きくなった患者様がそうでした。

 

生き方のベクトルをちょっと変えてみる

中西 患者数の多いアトピーに関してはどうですか?

三浦 アトピーも体質改善とストレスケアが大事ですね。

中西 私はアトピーの患者さんをたくさんみてきましたけど、どうも不思議だなと思うのは、食べ物を徹底的に注意する、ストレスケアもしている、皮膚にいい化粧品や薬を使っている、でもアトピーが治らないという患者さんがいるんですよね。どうしてなのでしょうか?

三浦 確かに性格的にもまじめでいい人が多いという印象はありますね。本当はどうなの?という心の奥を開くことを意識していますけど。

中西 なるほどね。でも生まれたばかりの赤ちゃんや小さい子どもがずっとそれで苦しんでいるのをみますと、生まれついての体質なのか、それとも毒素がいっぱいたまっているのか、どうなのでしょうか。

三浦 アトピーという病気は複雑になっていますね。中国人の漢方の先生は日本人のアトピーが一番難しいと言いますからね。いろいろな要素が複雑に絡み合い単純な理論に当てはまらないのです。ただ「アトピーはすぐに死に結びつく病気ではないのです」と言うと誤解があるかもしれませんが、ガンの場合でも日々元気に過ごして生きていくことが大切なのです。うちの患者様の中にも乳ガンの大きさが20年以上まったく変わらないという人もいます。でもお元気なのです。人間は40歳を超えると一日でガン細胞が7000〜10000個くらいできると言われています。私自身も精密に検査すればガン細胞が見つかると思うのですが、それを病人として過ごす毎日にしてしまうのか、あるいはたとえガンがあってもやりたいと思うことをやって過ごす毎日にするのか。ベクトルの向け方をちょっと変えていけたらいいと思うのです。

 

体を酸化させる放射能障害

中西 今ちょうど放射能汚染の不安が広がっていて、これから原因不明の症状がいろいろ増えてくると思うのです。先生のほうでなにか特別な対策はありますか。

三浦 放射線って見えないものだから、体に対する影響が本当に放射線なのかという証拠がつかめないですからね。でも結局、放射能障害は体を酸化させるというものなので、体を酸化させない食事や生活習慣が大事ですね。これは放射能だけでなく、今の環境汚染全体に言えることです。今の時代、体の外から毒素を摂らないという生活は不可能なので「毒を出していく力」、「酸化させない力」をどう上げていくかが大事なのです。

長崎に原爆投下された当時、被爆者の救援・治療にあたられた秋月辰一郎先生の食事法は参考になると思います。当時、病院に保管されていた玄米とわかめの味噌汁で病院スタッフの中から誰一人原爆症が出なかったということですから。

中西 いやしの村でも放射能汚染対策として「放捨水」という商品をご紹介しています。南極の氷河が流れ出したもので、20億年前の記憶を持った水ということです。もちろん自然のものですから、副作用もありません。

 

法律にしばられてしまっている医療システム

中西 ところで、先生のクリニックのように患者さん本位の病院とか西洋医療に代替医療を取り入れた統合医療をやっている病院は増えているんですか?

三浦 統合的な考え方をしている先生は増えていますけど、表現する場がないというのが現状ですね。

中西 そうでしょうね。現実にあったことなのですが、大学病院のお医者さんで三大療法ではガンは治らないと自分たちで考え出した健康食品、サプリメントなどを投与していたら3カ月くらいでガンが消えちゃったらしいんですよ。ところが、その後、厚生労働省の検査が入って三大療法をしていないということで院長にクレームが入り、結局、その先生方はクビになっちゃったということですから…。

三浦 そうですね。厚生労働省は臨床データのない治療を許さないという話は医師同士でありますね。

うちでは何もしていない患者様がほとんどで、何もしないほうが根本治療になるのですよ。私のクリニックは、自分の体の中に治す力があるということを患者様に信じてもらって、その力を発揮させる医療なのです。だから一日中患者様とカウンセリングしていますよ。

 

予防接種は製薬会社の陰謀?

中西 予防注射についてですが、国はどうしてあんなに勧めるのですかね?

三浦 それは製薬会社の問題でしょうね。子宮頸ガンワクチンにしても、実際は発ガン性のHPV(ヒト・パピロース・ウイルス)に感染しても子宮頸ガンが起こる確率なんてほんの0.1%くらいしかない。むしろ副作用のリスクのほうが高くなっちゃうかもしれないという気もしています。インフルエンザに関しては予防接種をしてもインフルエンザにかかるというのはもう医者の中でも常識です。やっておくと重症化しないとは言われていますが、それも本当に数字の見せ方でいくらでも言えますから。

中西 逆にショックで死んじゃう人もいるし…。

三浦 そうですね。タミフルなんてほとんど日本人が飲んでいます。世界中の8割以上のタミフルが日本に輸入されています。日本人は薬を毒だと思わないのですね。洗脳されているということなのでしょうけど、異常な事態なのです。もう一つ、厚生労働省から製薬会社に天下りできるという不思議な構造があります。

中西 結局、製薬会社の意向ひとつなのですね。

三浦 それとほとんどの医療施設が薬を出さないと経営が成り立たないということがありますね。

中西 そうですね。カウンセリングだけじゃ成り立たないのですね。そうした中で三浦先生のようなお医者さんが増えることはとてもありがたいことです。

三浦 そう言っていただけることが励みで、毎日頑張っていけるのですけど…。でも、やっぱり医療システムが変わっていかないと、患者様本位の治療をする志のある人が、いつまでたっても育っていかないですね。

中西 これからも先生のクリニックが発展されますことを願っています。今日はありがとうございました。

(合掌)

参考リンク:海洋低層水【放捨水(ほうしゃすい)】南極氷河からの贈りもの(いやしの村わくわくショップ)

「いやしの村だより」2011年10月号掲載

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